交通事故被害者が慰謝料を増額する方法！示談交渉は弁護士に依頼

保険会社任せにしてはいけない

交通事故被害者が慰謝料を増額するために重要なのは、弁護士を雇うことです。弁護士を雇わなければ足元を見られてしまうことが多く、慰謝料も規定額しか取れないことが多いのです。保険会社の慰謝料と弁護士の慰謝料の相場は大きく異なっており、弁護士経由で交渉を行うことで金額が数割増しから数倍に膨れ上がることがあるのです。

保険会社は必要最低限の支払いで済ませたいという気持ちがあり、弁護士は依頼主の利益を最大限にするための努力をします。そのため慰謝料の大幅な増額に繋がるケースが多いのです。また、専門家を挟まないで交渉を行った場合は見落としが生じやすく、どうしても慰謝料算出の基準が甘くなりがちです。

例えば、交通事故の怪我などで仕事ができない場合は生活費や入院費が支払われるのは当たり前です。問題は、出世や投資活動などにも影響を与える可能性があるということです。収益を上げる機会を失ったことによる金額を盛り込まないと、総合的に損になってしまうことがあるのです。利益を上げることができれば、利息から複利が生まれることもあります。

様々な角度から損失の大きさを確認できなければ保険会社から慰謝料を受け取っても、実際は損ということがありえるのです。交通事故で生じた怪我の治療は長引きがちで、場合によっては障害が残ることがあります。相応の金額となると数千万円単位になるケースもあり、個人で請求するには躊躇してしまうという人もいます。

しかし、実際にはそれを補うだけの収益を上げていなければ保険会社が成立しないことも理解したいポイントです。弁護士に依頼をした方が明確な基準で、私情を挟まずに交渉ができるようになります。

相手に同情して慰謝料を少なくしてしまい、後悔する人もいます。想像以上に怪我の後遺症などが残るケースは珍しくないため、妥協をしないことが大切なのです。

示談のタイミングを誤りがちな点にも注意

弁護士に依頼をした方がいい理由に、示談交渉のタイミングを任せられる点が挙げられます。示談が成立すると、示談条件を覆すことが難しくなります。しかも、口頭で示談が成立してしまうことがあるため、安易な考えでいると交渉自体のやり直しができなくなる場合があるのです。

弁護士を挟まない場合は慰謝料が大幅に少なくなることが多いのは、示談に対する認識が不足していることが主な要因です。タイミングを計りながら交渉できる能力がなければ相場以下の金額でまとまってしまう可能性が高いのです。

弁護士を雇うメリットの1つに、様々な手続きの代行を依頼できることが挙げられます。示談交渉などは全て弁護士経由にしてしまえば、治療中に保険会社の担当者が繰るようなことはなくなります。治療や療養に専念でき、精神的なストレスを減らすことができるのです。

考えることが多く不安も抱えた状態では、リハビリなどの経過に少なからず影響を与える可能性が出てきます。少しでも早く良くなるためにも労力を分散する意識が大切になるのです。費用面が気になる場合でも、実際に保険相場と弁護士相場の違いを理解すれば不安はなくなります。

なぜなら軽い怪我でも数十万円の違いが出ることがあり、弁護士報酬を支払ってもプラスになることが多いからです。どうしても不安が消えない場合は、弁護士に直接相談してみる方法もあります。弁護士もボランティアではないため、採算が取れる依頼を中心に受けることになります。

事前にどの程度の慰謝料が見込めるかを教えてくれることが多く、無料で見積もりまで対応している弁護士事務所も増えているのです。弁護士と話すことでどのような心構えをすればよいのかわかる部分もあるため、積極的に活用し、必要に応じて依頼をするのがおすすめなのです。